僕は普段ボイストレー二ングに始まり、音楽に関する様々な事をレッスンで提供しています。
その為、プロの方からアーティスト志望の子、そして趣味で音楽をやっている方々まて、沢山の方のレッスンを行っています。
そんなに中で思う事があります。
それは教える事は待つ事なんだなと言う事です。
これは何千人もレッスンをしてきて思う事なのですが、こちらが知っている価値ある事を教えても、大抵相手は価値を感じません。「へーそんなもんかなぁ」といった反応になるのです。もちろん僕も教えてもらう側として、そうでしたし、今でもそうかも知れません。
経験値が低いからレベルが低い、故に同じ低レベルなものに価値を感じる
未熟なわけですから、反応するものも未熟なもの。故に自然と選択するものも価値のないもの。そんな価値のないものに価値を見出していた時期が僕にはありました。
自分が未熟な時は、俺は違うんだ!と自分の思い通りにやろうとして、経験値の高い人から見たら、バカだなと思うような事をいくつも一生懸命やっているわけです。
先生や先輩に価値あるものを勧められても、取り合えずやらされている感じしかせず、なかなか前に進めませんでした。
それでもやり続けられたのは先生が待っててくれたから
僕が成長した瞬間は、成長をしなければ後がないという経験をした時でした。危機的状況になると、言い訳より先に行動を起こすようになります。その時に起こした行動の基準は、まさに先生が教えてくれた事でした。自分が本当に成長を求めた時、頼りになるのは、自分にとって厳しい言葉ばかりでした。
いつでも待っててくれた先生
僕の先生は、僕の成長のタイミングを気長に待って、同じ事を繰り返し教えてくれました。
だから僕も待つ
いつも厳しい事を生徒に言う僕ですが、諦めずに待ってます。
人の成長のタイミングは人それぞれです。その子が新しい事や成長する事を受け入れられるタイミングが来るまで、こちらはいつも同じ事を教えて気長に待つ事が大切。
タイミングが来ればやがて自ら吸収し、急激に伸びてくれます。
指導に焦りは禁物
指導に焦りは禁物です。全然伸びない子でも、ゆっくり落ち着いて何回も同じ事を繰り返し伝えてあげる事が大切。ゆとりを持って生徒に接する事を心がけています。
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